そんなわけで、WindowsBackupの問題に関しては無事に解決しました
(SSD換装時に発生する起動しない問題に関しては本記事で解決済み)
本内容は古い情報を記録として残してあるものです
原因と対処方法については、こちらで
(SSD換装時に発生する起動しない問題に関しては本記事で解決済み)
本内容は古い情報を記録として残してあるものです
原因と対処方法については、こちらで
◆SSD換装時の注意
そんなわけで、HDDからSSDに換装後、HDDの内容をまるごとコピーしたはずのSSDでWindows7の「バックアップと復元」が正常動作せず(正常にバックアップしてくれない)、色々苦しみまくったので参考までに、自分の対処方法を残しておきます。
なお、このページの情報は、一時的な問題の回避にはなりますが、問題の解決にはなりませんので注意してください(数ヶ月で全く同じ症状が再発しました。詳しくはこちらhttp://stillforget.blogspot.jp/2012/06/blog-post_19.html)。
苦労しまくっている間、このあたり色々調べたのですが、Microsoftのフォーラムでの説明も、なんとも絶妙に意味不明瞭で法的に正しすぎる文章ばかりで読解に苦労した挙句、まったく参考にしませんでした。
●原因(1):HDDからSSDに既存のデータを転送するツールの問題
多くの場合、HDDよりもSSDの方が容量が小さいためか、ツールがパーティションをデータサイズに合わせて調整してしまう模様。
今回、HDDからSSDへ既存データを転送するのにADATAから配布されているAcronis True Image HDを利用した。
ところが、「システムで予約」されているパーティションサイズはHDD上では100MBだったものが、SSDに転送した結果25Mに圧縮されていた(ツールのデフォルト設定で転送を行った場合、自動的にパーティションサイズの圧縮が行われるため、ユーザーはわからない)。
●原因(2):「システムで予約済み」された領域の問題
Windows7はデフォルト設定でインストールを行うと、通常、ユーザーが操作することのできない(Linux系OSなど、NTFSを操作できるOSからは認識、ファイル操作可能)約100MBのパーティションを作成し、そこのシステムのブートに必要なファイルなどを置き、また暗号化に関するファイルもそこに置かれる。
ただし、ファイルの暗号化を行わない場合はほとんど意味がない模様(ここは確証が無いので、検証すべきだけど、今回の対処で、自分の環境では正常動作しているように見えるから気にしない方向性で。あとで泣いても自己責任)。
●原因(3):WindowsBackup(バックアップと復元)の問題
Windowsに搭載されているバックアップ機能はユーザーに隠れて(どのような操作をしているかはユーザーにはほぼ全く説明されていない)様々なファイル操作を行なっている。
特に「システムで予約済み」の領域は「バックアップと復元」の時に何らかの形で利用されているが、それに対しての説明は一切ない(この領域にそれなりに大きな空き容量を必要とする)。
以上のことから
「大容量のHDDから小容量のSSDへの既存データの転送を、配布されているツールを利用してデフォルトの設定で行った場合、バックアップデータを保存する側のドライブに十分な空き容量があるにもかかわらず(ユーザーが操作できないパーティションの空き容量が足りないため)、Windowsの「バックアップと復元」が正常に機能しなくなる」
という問題が発生する。
で、今回行った解決方法は
「システムで予約済みの領域の空き容量が足りない」かつ「システムで予約済みの領域はファイルの暗号化を行わない限り不必要」ならば、その領域を削除してしまって、Windowsの「バックアップと復元」を正常動作させよう
という方法
用意したのは次のもの
・Windowsの回復用ディスク
初回バックアップ時に作るか尋ねられるあれ。無かったら急いで作る。
・ライブCD
ubuntuなど、NTFSが認識でき、ファイル操作できるものならなんでもいい。
・MiniTool Partition Wizard Home Edition
・EASEUS Partition Master 9.1.1 Home Edition
このあたりのパーティションを操作できるフリーソフトを1つ。
で、手順
◆念のための注意◆
これは自分が個人的に試して成功したものであって、誰でもこの方法でうまくいくとは限りません。絶対に真似しないように。
失敗しても自己責任。
(1)
手持ちのライブCDを起動。「システムで予約済み」領域の中のファイルをシステムドライブ(C:ドライブとか)にコピーする。
フォルダは中を見ても、とりあえず問題なさそうだったのでコピーしなかった。
(2)
普通にWindowsを起動、まずパーティション操作ソフトを起動して、「システムで予約済み」の領域を削除する。
(3)
Windows回復用ディスクを突っ込んで起動。
「システムが起動しない」的なボタンを選んで自動で復旧させる。
再起動すると普通に起動する。
(4)
パーティション操作ソフトを起動すると、さっき削った領域が空っぽのままになっている。
もったいないので、システムの入ったパーティションを拡張して全部埋める。
(5)
再起動して完了。
この操作を行ったあとバックアップと復元を起動したら、無事フルバックアップしてくれました。現況で問題は出ていません。
なんかの参考になればいい感じで。
◆追記
この対処でうまくいっていたWindowsBackUpにまた障害が出てきました。
状況はこちらで
http://stillforget.blogspot.jp/2012/06/blog-post_19.html
もう、素直にWindowsBackUp以外のソフトでバックアップしたほうがいいのかも。
◆追記の追記(2012/12/28)
検索ワードに「SSD 起動できない」とか、その手の検索語が多くて、しかもこのページにはSSDにシステムを転送した時に起動できない理由とかちゃんと書いてないんで、クリーンインストールを余儀なくされた方が多くいらっしゃるんじゃないかと思って、必要最低限(本当に最低限)の解決方法を示しておくことにしました(厳密な説明ではないし、大雑把なところがなんとなくわかればいいので、詳しい説明や厳密な説明は一切省いています。もしこれよりよい説明が思いつく方は、ぜひご自分のサイトでご紹介ください)。
●「HDDの内容を全部ドラッグ&ドロップで新しいHDD(またはSSD)にコピーしたのに起動しない!!」
どんな種類のWindowsのパソコンでも、基本的には電源を入れた時にHDDやSSDからデータを読み込んでWindowsとかを起動させるためのBIOSというシロモノが入っています。
BIOSとは、詳しい意味はさておき、起動した時にロゴとかと一緒に画面下に「PUSH ◯◯ to BIOS」とか出てくる時とか、その指定されたキーを押した時に文字ばっかりの画面が出てくるときのアレのことです("NTLDR is missing.Press ◯◯ Key to Restart."とか"winload うんぬん"はまた別)。
BIOSはパソコンに電源を入れたときに、すぐに起動して、HDDやSSDに入っているデータを読むのですが、そのHDDまたはSSDに「このHDDかSSDの中身はWindowsとかLinuxとかだから、起動していいよ」ってわかるような印が付けられています。
その印は普通の方法では付かない特別なもので、Windowsが起動した状態で、普通にHDDにドラッグ&ドロップするなどしてファイルをコピーするだけでは、コピー先についてくれません。
つまり、ファイルは全部同じなのに、HDDにその印が付いていないために、電源を入れた直後にHDD(またはSSD)からデータを読み込む役割を担っているBIOSは「このHDD(またはSSD)には動かしていいよって印がついてないし、これは動かしちゃいけないものだ」と判断するわけです。
この印を付ける事は、HDDまたはSSDにWindowsなどをクリーンインストールするか、WindowsBackUpから古いデータを復旧させるか(無論、今まで使っていたHDDまたはSSDに対しては時間は凄いかかりますが、どうにか復旧させることが可能ですが、新しいHDDやSSDに対しては工夫が必要です。またその方法に関してはここでは説明しません)、BIOSに対して「このHDD(またはSSD)から起動していいよ」という印を付けることができる、特別な(フリーの、または有償の)コピーツールを使う必要があり、それ以外の方法では(ものすごい知識がある方は別にして)まず無理です。
そんなわけで、古いHDD(またはSSD)から、新しいHDD(またはSSD)に対してシステムやデータをコピーしただけでは起動することは出来ないのです。
●「"NTLDR is missing.うんぬん~"or"winload うんぬん~"って出てきて起動しないよ!?」
NTLDR(winloadも)とは、先に述べたBIOSがHDDまたSDDを見た時、「このHDD(またはSSD)から起動していいよという印が付いている」場合に読み込まれるファイルの一つです。
この場合、パソコンが「missing」の通り、「NTLDR(またはwinload)が見つからない!」と、叫んでいる状態になります。
じゃあ、NTLDRってどういう働きをしてるの?という事になるのですが、詳し働きの説明はWikipediaの「NTLDR」(windows 2000あたりまで)とか「Windows Boot Manager」(windows vistaとかWindows7以後)に任せるとして、基本的にはこれらを読み込んだ後にBIOSとかその後を引受けた部分が「俺の仕事終わったから後は任せるわ」と全部丸投げするためにあると理解してください。
つまり、これらが見つからないためにBIOSとか、そのあとの役割を担う部分が「あれ?!、俺の仕事のあとを引き受けてくれるって書類に書いてある奴がいないよ!?」って困って前述のメッセージになるわけです。
こうなる原因はいくつか考えられますが、こうしたメッセージを見て「うわ!パソコン壊れた!!」と思う場合は、基本的にはとっとと電源を落として、メーカーなどに修理を依頼するか詳しい方を呼んだほうが問題が酷くなることを防げます(心の底からお勧めします)。
「HDD修復」で検索して、適当なサイトを探すのも良い手段です。
では「俺はHDDとかSSDの中の書類とか情報とか、全部ぶっ壊れても、外部に流れ出してもいいから、ここに書いてある情報だけでチャレンジするぜ!」というチャレンジャブルな方はどうしたら良いのでしょうか?
このあとの説明はある程度簡単にしますので、自信のない方は、こうした解決方法を取ることは避けたほうが良いでしょう。
まず原因はHDDが一部分または全部ぶっ壊れている場合です。
この場合は、文字通りNTLDRや関連するファイルが見つからないわけで、HDDに「起動できる印」が付いていても、起動できるはずもありません。
もし、問題の起こったHDDまたはSDD以外に、同じパソコンにつながっているHDDまたはSSDがあり、そこからWindowsを問題なく起動できる場合は(どうやって他のHDDまたはSSDから起動するのかの方法は説明しません)、問題なく起動できたwindwsからコマンドプロンプトを呼び出し「chkdsk (対象となるドライブ) /f」を実行してみましょう(対象となるドライブがc:とは限りません。修理したいシステムが入っているドライブ(これは起動した順番などで変化します)を選んでください)。
また、「chkdsk ◯: /fを実行した場合、windowsを無事起動できるようになっても、自分のデータや買ったソフトなどが一部使えなくなって再インストールを余儀なくされたり、文章や図や表が失われたりすることがある、というリスクもあります」。他の解決方法を知っている場合は、まずそれを試すべきでしょう。
これで解決できることも少なくありませんが、これで解決できなかった場合は、復旧はほとんど不可能と覚悟すべきでしょう。
●もう少し
本当は、もう少し詳しく書くべきだとは思うのですが、現況でそれほどの余裕が無いため、今回はここまでということで。
また余裕ができたりしたら、追記したりFAQを作ったりできたらいいなぁと。